有吉「キングオブコント王者恫喝事件」で紳助越えた?

有吉「キングオブコント王者恫喝事件」で紳助越えた?- 写真は有吉弘行

猿岩石時代がなつかしい

有吉「キングオブコント王者恫喝事件」で紳助越えた?

仕組まれていた「パロディ」

先日放送された『オールスター後夜祭』(TBS系)。名前の通り『オールスター感謝祭』の放送の後に、出演者をほぼ芸人にして行われる番組で、今回が2回目の放送だった。いまや同世代の芸人では完全に抜けた存在の有吉弘行(44)がメインMCを務めるこの深夜の生放送内で“ある事件”が起きた。
「番組途中のCM明けの冒頭で、有吉がひな壇に座っていたキングオブコント2018王者のお笑いトリオ『ハナコ』の面々に、鬼の形相でつかみかかるシーンが映し出されました」(お笑い番組作家)
お笑い事情に詳しくない視聴者はさぞ驚いたことだろう。芸人界の大先輩の有吉が、やっと世に出たばかりのバリバリの若手を一方的に恫喝しているのだ。
「実際にそのような視聴者のツイートも多かったそうです。そんな状況に、有吉本人が翌日の自身のラジオで『あのパロディが通じないとは、不思議な世の中だ』と嘆いていましたね。言うまでもなく、あの実際に起きた“島田紳助恫喝事件”のパロディだったのです」(TBS関係者)
その事件とは、09年秋の『オールスター感謝祭』の生放送時に起きた、当時のメインMCの大御所・島田紳助がその数日前にキングオブコント王者となったお笑いトリオの東京03を、挨拶が無いとガチで恫喝した事件だ。
「紳助さんはその様子が放送に乗っていると思っていなかったようですが、その後は批判が殺到。ちょうどSNSなどが世に広まった時期でしたから、その様子は一気に拡散されました。出演者も関係者も誰一人、紳助さんを擁護する者がいなかったと言います。その後は、大御所のたけしさんや鶴瓶さん、(とんねるす石橋)貴明さんなども暗にこの件を猛批判していましたから。この件が起きていなかったら、2年後の芸能界引退もなかったのでは、と語り草になっていました」(当時を知る芸能記者)
それからはタブーとなっていたこの件をパロディ化して生放送で仕掛けるとは、さすが有吉の面目躍如たる働きっぷり。
「実は、『後夜祭』の総合演出は、『水曜日のダウンタウン』などクセのある番組を多く手掛けており、有吉ともかつてのレギュラー番組を通じて親交も深く、信頼のおける関係だといいます。偶然にもキングオブコントの優勝者が3人組だったというのもあるようですが、練りに練られた“極上のコント”だったといえるでしょう。関係者からは絶賛の声があがっている今回の件で、芸人としても既に有吉は紳助を超えている、と印象づきましたね」(前出関係者)
反社会的勢力との交際をウワサされた紳助さえも恐れない有吉。しばらくは有吉の天下が続くのかもしれない。(瀬戸ジーニアス)

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