事件続出 マスコミは「パワハラ天国」?
表に出ない事件も
10月上旬、ニュースメディアには、ある人物の進退で話が持ちきりだったという。
「今月頭、共同通信のA横浜支局長が総務部付に更迭されたというんです。理由は、今流行りのパワハラですよ」(全国紙記者)
社内では発表されていないが、部下へのパワハラが原因だというのだ。Aは、50代の政治部あがりの敏腕記者。菅義偉官房長官の番記者、パナマ文書調査報道を担当した特別報道室室長を務め、昨年夏に横浜支局長に就任している。
そんなエリート記者のAは、何をやらかしたのか。
「もともとAさんは部下に『なんでこんなこともできねえんだ』と圧力をかけることで有名だったようです。それで、とにかく若手に嫌われていた。数人の部下が社内のパワハラ窓口に相談し、上層部から注意を受けたところ、Aは逆ギレしたというんです」
支局内の会議室で、部下に対し、「お前たちの将来はどうなるかわからないぞ!」と大声を張り上げたというのだ。
「Aにとっての大誤算は、その恫喝が録音されていたこと。その場にいた記者が携帯の録音機能を使って録音していたらしい。それが動かぬ証拠となり、Aは今月頭に総務部付きになったのです」(同前)
もっとも、今年はメディア業界のパワハラ・セクハラが相次いで問題になった年だ。
「TBSでは芸能番組のデスクがパワハラで処分を受けました。テレビ朝日では記者が財務省元事務次官にセクハラを受けた件を自社では隠そうとしたパワハラ問題が明るみに出た。日本テレビ系列では今年4月、熊本県民テレビで梅原幹氏が代表取締役社長を解任され、平の取締役となる事態に。詳細は非公表ですが、多くの女性社員の体に触れるセクハラや部下への執拗な罵倒をしていたとのことです」(テレビ局関係者)
根っからのパワハラ体質なのかな。(狩野玖太)
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