「二度あることは三度ある」どころじゃない! 薬物で再犯を重ねる芸能人たち
売人にとって、芸能人はカモ!?
9月10日、女優・三田佳子の次男であり、元俳優の高橋祐也が、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された。今回で、なんと4度目の逮捕となる。
高橋が最初に覚せい剤で逮捕されたのは、彼が18歳の未成年だった1998年の出来事。当時の報道では、母の三田が彼に月々50万円もの小遣いを渡していることが明らかになり、その過保護ぶりは批判の対象になった。
高橋はその後2000年、2007年にも同様の容疑で逮捕されており、2008年には1年6ヶ月の実刑判決で服役。2009年の仮釈放後は薬物依存のリハビリセンターに入所し、数年間の治療を受けていたという。
2010年に結婚した高橋は1児の父にもなっていたが、いずれの経験も彼に責任感を持たせることはできず、覚せい剤の再使用を踏みとどまらせるまでには至らなかったようだ。
そんな高橋に、メディア越しにエールを送ったのが、俳優の清水健太郎である。覚せい剤や大麻使用など、薬物関連で6度の逮捕歴がある清水は、高橋の心情を最も理解できる人物かもしれない。
警察に捕まっていなければ、薬物のせいで死んでいたのではないかと、薬物依存の恐怖を語る清水。自身が立ち直ることができたのは、家族など周囲のサポートのおかげであり、高橋に向かって「俺のところに来い」と、手を差し伸べる言葉もかけているが…。その再犯回数の多さを顧みれば、本当に“次”はないのかと疑ってしまうのも仕方がないだろう。
また、薬物で思い出される芸能人としては、元タレントの田代まさしがいる。2001年に自宅から覚せい剤が発見され、まず1回目の逮捕。その執行猶予中の2004年にも、覚せい剤を所持していたとして捕まり、3年6ヶ月の実刑判決を受けた。
出所後、薬物とは完全に決別したと語っていた田代だったが、そんな頼もしい宣言とは裏腹に、2010年にはコカインを所持していたところが見つかって再逮捕。世間はどれだけ呆れたことか。
しかし田代は2014年に仮釈放されたのち、薬物依存リハビリ施設の更正プログラムを受け始め、それをきっかけにリハビリ施設のスタッフとして働くようになる。講演会やメディア出演などで、薬物依存の体験談を語ることを通じ、薬物の恐ろしさを広める社会的な活動に従事しているのだ。
ただ、田代自身が折に触れて語っているように、薬物依存から脱却することは、非常に難しいという。現在は更正しているとのことだが、その強烈な誘惑とは、これからも戦い続けなければならないのだろう。
一度使ってしまったが最後、薬物の魔力に取り憑かれてしまった芸能人たち。一般人よりも裕福で、何度でも手を出してくれる彼らは、売人にとって格好のカモなのかもしれない。
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