ロンブー淳『五輪聖火ランナー辞退』で
五輪組織委が反撃か
吉本にクレームを入れる可能性も?
お笑い界のガリバー企業ともいわれる吉本興業を退所したオリエンタルラジオ中田敦彦(38)やキングコング西野亮廣(40)など、昨今はいわゆる『モノ言うタレント』が多いが、2人の大先輩にあたるロンドンブーツ1号2号の田村淳(47)はその元祖ともいえる存在だろう。
淳といえば、やはり最近のなかでは東京オリ・パラ競技大会組織委員会会長を務める森喜朗氏(83)の “世紀の大失言” の数々に起因した、聖火ランナー辞退が大きな話題となった。
「森会長の女性蔑視発言や農業軽視発言が大きく取り沙汰されるが、淳が怒っているのはそこではなく『どんな状況でも必ず五輪をやる』という発言に対して。今の世界的な深刻コロナ禍でも強引に五輪を決行せんとする姿勢に反論を唱えるためのランナー辞退。その件は淳本人も何度も説明しているが、なかなか意図が伝わらずに困惑していた」(スポーツ紙記者)
現在、淳は吉本の所属で、当然聖火ランナーのオファーは吉本を経由してのもの。
正式に断るのも吉本を通して組織委の方へ、となるのだろうが、どうやらここで行き違いもあったようだ。
「吉本が担当者に説明する前に、淳が辞退の意志をツイートしてしまい、現場は混乱していたようだ。しかしこうなるのは森会長の逆ギレ謝罪会見などもあり時間の問題だった。組織委が恐れているのは、ここから雪崩のように著名人ランナーの辞退が相次ぐこと」(同前)
森会長の失言と、淳の辞退宣言以降、組織委側も来月から走る予定の各ランナーに謝罪の連絡を入れているというが、このまま指をくわえて黙っているだけではないようだ。
「担当者のなかには、芸能事務所との契約事項などの知識が明るい者もいる。もちろん一番悪いのは森会長だが、今後もしランナーのドタキャンなどが相次いだ場合、淳さんの所属する吉本興業側にも逆クレームを入れるなど、何かしらの説明を求める考えもあるとか。しかし今の風潮でそんなことが明るみに出たらますます五輪叩きが加速する。トップも下も “空気が読めない” 者の集まり」(組織委員会関係者)
場外乱闘の話題が多い東京オリンピックだが……『どうせ中止だろうし、どうでも良い』という意見が一番多いのが現実のようだ。(狩野 玖太)
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