壊滅寸前の業界が打ち出す手越祐也”起死回生のイベント”とは

色々と活躍の場が広がりそうだが、いかに(ツイッターより)

壊滅寸前の業界が打ち出す手越祐也”起死回生のイベント”とは

業界がザワついている

手越祐也がジャニーズ事務所を脱退し、ソロ活動を始めた。今後は個人でのイベント出演やYoutube配信など、様々な活動が増えて来ることは想像に容易い。今までは、大きいライブ会場で遠目から眺めるしかなかった手越が、ぐっと身近な存在になるだろう。そんな手越の今後の活動を握るのがコロナ禍で壊滅寸前のライブハウス業界だという。

営業自粛要請を解除されたことで、イベントスペース、ライブハウス営業を再開しはじめている。
ガイドラインによると、人と人との距離を最低1メートル確保し、お客さんや、出演者通し対面する場合はアクリル版などを設置しなくてはならない。
動員も会場のキャパシティの約半分での営業を指示されている。
四谷にあるライブハウス、四谷アウトブレイクでは、試しにこのガイドラインに沿って、ライブを決行したところ、最大180名は収容できる会場に、わずか8席しか設置できず、売上の柱となる飲食物も出せなかったことで結果は赤字になったという。

いっぽう、ライブハウス業界最大手のロフトグループは、生ライブを控え、配信イベントで収益を上げるほうにシフトチェンジしはじめたという。何個か配信ライブを視聴してみたが、8人~9人ほどの閲覧数のイベントもあり、この収益ではなかなか利益を維持していくのは難しいように思える。ロフトグループの社員であるA氏(仮名)に話を聞いた。

「配信イベントだけでは今まで通りの黒字には到底なりえないと思います。うちのハコも多額の借金をしたものの、毎月の赤字がジャブのように効いてきて、いずれ取り返しのつかないところまで行ってしまうかもしれません。マスコミには名指しで批判されるし世間はライブハウスを潰そうとしているのでしょうか」

そんな中、都内某ライブバーではすでにライブを再開していた店もあるという。

「キャパが最大30名ほどのライブバーで、ガイドラインに沿って15名までの動員としていましたが、その数に演者は含まれていないので、演者の数が3組で10人。会場には約25名の人が集まりました。かなり密な状態ではありましたが、お客さんも大いに飲み食いし、コロナなんてなかったのではないかと思わせる盛り上がりを見せたようです」

結果として、このライブバーはコロナ以前と変わらない売上を出したという。このように、リスクを承知の上で客を集められる店舗が生き残っていくことになるのだろうか。

「最近は吉本興業の芸人など、芸能人もオンライン配信イベントを始めています。そのため、現場に入れる観客が少人数であることを逆手にとって“プレミア感”を出しつつ、有料のオンライン配信も同時に行うという手法が、今後は主流になっていくと言われていますね。地方在住の人もわざわざ東京へ足を運ぶ必要がなくなるし、オンラインであれば会場のキャパが無限大になるということなので、このビジネスモデルが定着すればライブハウスが消滅するという最悪の事態は避けられるかもしれません」

これを機に、ライブハウスが芸能人とのコネクションを広げることができれば、広告費に頼らずとんでもない収益を上げることも夢ではない。そんな折に、天下のジャニーズで主力級の活躍をしていた手越がフリーになるということで、熱視線が注がれているという。

「すでに手越との接触を試みているライブハウスもいるようで、業界がザワついていますね。なんでも、元NEWSメンバーとのトークショーやライブイベントを企画しているとか…コロナ禍で活動の場を失った元ジャニーズも多いそうですし、利害は一致しています。もし彼らと手を組むことができれば、ライブハウス業界は壊滅どころか空前の好景気になるかもしれませんね」

フリーランスで活動する有名人が、今まで以上の収入を上げることができるような世の中である。このビジネスモデルが成功すれば、元ジャニーズを始め、芸能事務所という鎖に縛られていた芸能人たちの“逆襲”が始まるかもしれない。(山嵜左郷右衛門)

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